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牧師のショートメッセージ

「聖霊に満たされる交わりと賛美」

田村誠喜 牧師    2021年12月


「エリサベツがマリアのあいさつを聞いたとき、子が胎内で躍り、エリサベツは聖霊に満たされた。そして大声で叫んだ。」 ルカの福音書 1:41~42

 12月を迎え、如何お過ごしでしょうか。今年も数週間となりました。身の回りを綺麗にしたり、挨拶をすべきことで忘れていることは無いかを考えたりします。今回は、神の御子を宿すこととなったマリアが、親類のエリサベツにした挨拶を確認し、自分はどんな挨拶をするか考えましょう。
1、神は、マリアに全能の神を強く確信させるために、不妊のエリサベツを用いた。
ルカ1:35~40、・・「聖霊があなたの上に臨み、いと高き方の力があなたをおおいます。それゆえ、生まれる子は聖なる者、神の子と呼ばれます。見なさい。あなたの親類のエリサベツ、あの人もあの年になって男の子を宿しています。不妊と言われていた人なのに、今はもう六か月です。神にとって不可能なことは何もありません。」マリアは言った。「ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。」・・それから、マリアは立って、山地にあるユダの町に急いで行った。そしてザカリヤの家に行って、エリサベツにあいさつした。

2、神は、エリサベツに神の計画を強く確信させるため、マリアのあいさつを用いた。
エリサベツは、マリアのあいさつを受ける六か月前、夫の祭司ザカリヤから、御使いのみことばを知らされていました。ですからあいさつを受けたとき喜びと確信に満たされました。
ルカ1:13~17、・・・恐れることはありません、ザカリヤ・・あなたの妻エリサベツは、あなたに男の子を産みます。その名をヨハネとつけなさい。その子は・・母の胎にいるときから聖霊に満たされ・・不従順な者たちを義人の思いに立ち返らせて、主のために、整えられた民を用意します。
ルカ1:41~45、エリサベツがマリアのあいさつを聞いたとき、子が胎内で躍り、エリサベツは聖霊に満たされた。そして大声で叫んだ。「あなたは女の中で最も祝福された方。あなたの胎の実も祝福されています。私の主の母が私のところに来られるとは、どうしたことでしょう。あなたのあいさつの声が私の耳に入った、ちょうどそのとき、私の胎内で子どもが喜んで躍りました。主によって語られたことは必ず実現すると信じた人は、幸いです。」

3、神は、聖霊に満たされたエリサベツの祝福の言葉で、マリアを祈りの賛美に導かれた。
 マリアは、聖霊に満たされたエリサベツが、マリアに注がれた神の御業を次々に語り祝福するのを聞いたとき、マリアも神をあがめ、神の御業を次々に数え祈りの賛美をしたのです。
ルカ1:46~55、私のたましいは主をあがめ、私の霊は私の救い主である神をたたえます。 この卑しいはしために 目を留めてくださったからです。 ご覧ください。今から後、どの時代の人々も 私を幸いな者と呼ぶでしょう。 力ある方が、私に大きなことをしてくださったからです。 その御名は聖なるもの、主のあわれみは、代々にわたって 主を恐れる者に及びます。 主はその御腕で力強いわざを行い、心の思いの高ぶる者を追い散らされました。 権力のある者を王位から引き降ろし、低い者を高く引き上げられました。 飢えた者を良いもので満ち足らせ、富む者を何も持たせずに追い返されました。 主はあわれみを忘れずに、そのしもべイスラエルを助けてくださいました。 私たちの父祖たちに語られたとおり、アブラハムとその子孫に対するあわれみを  いつまでも忘れずに。

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