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牧師のショートメッセージ

「約束の地での礼拝の様子」

田村誠喜 牧師    2024年9月


それからヨシュアはエバル山に、イスラエルの神、主のために一つの 祭壇を築いた。それは、主のしもべモーセがイスラエルの子らに命じ たとおり、またモーセの律法の書に記されているとおり、鉄の道具を 当てない自然のままの石の祭壇であった。彼らはその上で主に全焼の ささげ物を献げ、交わりのいけにえを献げた。ヨシュアはその場所で、 モーセがイスラエルの子らの前で書いた律法の写しを、石の上に書い た。・・その後、ヨシュアは、みおしえの書に記されているとおりに、 律法のすべてのことばを、祝福ものろいも読み上げた。  旧約聖書 ヨシュア記 8:30~34

 猛暑とゲリラ豪雨と雷に驚く日々でした。日本の温暖な気候が亜熱帯の気候に変わって来ていると言われます。神の創造された地球が、利潤追求の中で傷つき悲鳴を上げているように思えます。身の回りの自分の生活を再確認させられる日々です。今回は約束の地での神の民の礼拝の様子を学びたいと思います。

1、この礼拝は、主のしもべモーセを通して命じられたもので、鉄の道具を当てない自然の石の祭壇であった。
主なる神は、周囲で石などを鉄の道具で様々な形に加工して偶像礼拝をしているカナン人と、神の民が一緒になることがないように、鉄の道具を当てない自然のままの石の祭壇での礼拝を命じていた。
申命記27:4~8、あなたがたがヨルダン川を渡ったら、私が今日あなたがたに命じるこれらの石をエバル山に立て、それに石灰を塗りなさい。そこに、あなたの神、主のために祭壇を、石の祭壇を築きなさい。それには鉄の道具を当ててはならない。自然のままの石で、あなたの神、主の祭壇を築かなければならない。その上で、あなたの神、主に全焼のささげ物を献げなさい。またそこで交わりのいけにえを献げて、それを食べ、あなたの神、主の前で喜び楽しみなさい。それらの石の上に、このみおしえのことばすべてを、よく確認して書き記しなさい。」

2、この礼拝は、全焼のささげ物と、交わりのいけにえが献げられる礼拝であった。
全焼のささげ物は、神への芳ばしい香りのささげ物であり、その人の宥めとなり、神への全き服従と献身を表わすもの。
創世記8:20~22、ノアは主のために祭壇を築き、すべてのきよい家畜から、また、すべてのきよい鳥からいくつかを取って、祭壇の上で全焼のささげ物を献げた。主は、その芳ばしい香りをかがれた。・・・
ローマ12:1、ですから、兄弟たち、私は神のあわれみによって、あなたがたに勧めます。あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。

交わりのいけにえは、和解のいけにえとも訳されて来たが、神との霊的な和解の交わりとともに、献げた者たちが主の御前で皆でともに食し、神を喜び讃えるものです。Ⅱ歴代31:2、
申命記27:7、またそこで交わりのいけにえを献げて、それを食べ、あなたの神、主の前で喜び楽しみなさい。
ピリピ3:3、神の御霊によって礼拝し、キリスト・イエスを誇り、肉に頼らない私たちこそ、割礼の者なのです。

3、この礼拝は、モーセが書いた律法の写しを、ヨシュアが石の上に書き、祝福ものろいもすべて読み上げられた。
申命6:9、これをあなたの家の戸口の柱と門に書き記しなさい。申命27:2~3、Ⅱ列王23:2、ネヘミヤ8:3、
申命17:18~19、その王国の王座に就いたら、レビ人の祭司たちの前にある書から自分のために、このみおしえを巻物に書き写し、自分の手もとに置き、一生の間これを読まなければならない。それは、王が自分の神、主を恐れ、このみおしえのすべてのことばと、これらの掟を守り行うことを学ぶためである。申命31:11~13、Ⅱテモ4:2~4

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