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牧師のショートメッセージ

牧師の審査と使命と、私たちの態度


田村誠喜 牧師    2017年6月

主は、教会の建て上げのために「ある人を牧師また教師としてお立てになった」(エペソ4:11~15)。新約聖書には「牧師」と言う語は一回のみ訳されているが、動詞の形では「牧する」と訳され、「監督・長老・指導者・教師」として語られている。

1、牧師の資格審査、Ⅰテモテ3:1~7、テトス1:5~9
 「自分自身の家庭を治めることを知らない人が、どうして神の教会の世話をすることができるでしょう。」(Ⅰテモテ3:5)と語り、家庭生活、更に対人関係、自己管理、何よりも「教えにかなった信頼すべきみことばをしっかりと守っていなければいけません。」(テトス1:9)そして「教える能力が」(Ⅰテモテ3:2)求められる。もちろん奉仕の中で祈られ整えられる部分が多い。

2、牧師の使命、使徒20:28~32、エペソ4:11~15、テトス1:9~14
 「あなたがたは自分自身と群れの全体とに気を配りなさい。聖霊は、神がご自身の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、あなたがたを群れの監督にお立てになったのです。私が出発したあと、凶暴な狼があなたがたの中に入り込んで来て、群れを荒らし回ることを知っています。あなたがた自身の中からも、いろいろな曲がったことを語って、弟子たちを自分のほうに引き込もうとする者たちが起こるでしょう。ですから目を覚まし・・私が三年の間、訓戒し続けて来たことを思い出して下さい。」「健全な教えをもって励ましたり、反対する人たちを正したりすることができるためです。実は反抗的な者、空論に走る者、人を惑わす者が多くいます・・彼らの口を封じなければなりません・・ですから厳しく戒めて、人々の信仰を健全にし・・空想話や、真理から離れた人々への戒めには心を寄せないようにさせなさい。」牧師は大変な奉仕ですが「わたしの羊はわたしの声を聞き分けます・・すると羊は彼(主イエス)の声を知っているので彼について行きます。」(ヨハネ10:3~4)とあり感謝です。

3、牧師への態度、Ⅰテモテ5:17~19、Ⅰテサロニケ5:12~14、へブル13:17
 「よく指導の任に当たっている長老は、二重に尊敬を受けるにふさわしいとしなさい。みことばと教えのために骨折っている長老は特にそうです・・長老に対する訴えは、二人か三人の証人がなければ受理してはいけません。」「あなたがたの間で苦労し、主にあってあなたがたを指導し、訓戒している人々を認めなさい。その務めのゆえに、愛をもって深い尊敬を払いなさい。」「神のみことばをあなたがたに話した指導者たちのことを思い出しなさい・・あなたがたの指導者たちの言うことを聞き、また服従しなさい。この人々は神に弁明する者であって、あなたがたのたましいのために見張りをしているのです。ですから、この人たちが喜んでそのことをし、嘆いてすることにならないようにしなさい。そうでないとあなたがたの益にならないからです。」教会員は、牧師に与えられている重大な務めのために祈り、支持し、助け、栄光を現わしてくださった主の御名を崇めることが求められています。

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