牧師のショートメッセージ
落胆することがない
田村誠喜 牧師 2018年3月
こういうわけで、私たちは、あわれみを受けてこの務めについているので、落胆することがありません。 ・・・・・ですから、私たちは落胆しません。たとえ私たちの外なる人は衰えても、 内なる人は日々新たにされています。 Ⅱコリント 4章1節~16節
私たちは、目の前に起こる様々な出来事に一喜一憂する。神は、コリント教会の開拓伝道者パウロを聖霊に満たして、 落胆することのない信仰生活を教えている。 1.あわれみを受けてこの務めについているので落胆しない。1~2節 信仰者は皆、神の大きなあわれみのゆえに、神の子にふさわしくないにもかかわらず、 罪を赦し、人を新しく生かす十字架と復活のキリストに導かれた。そればかりでなく、主なる神は、 私たち信仰者を皆、十字架と復活のキリストを証する御霊の務め、神との和解の務め、 義とする務めに召してくださった。私たちのすべてを知ったうえで、なおも召し、 すべての責任を持っていてくださる主なる神がおられるので、私たちは落胆することがない。 「・・・神は、キリストによって私たちをご自分と和解させ、また、和解の務めを私たちに与えてくださいました。 すなわち神は・・・和解のことばを私たちに委ねられました。」Ⅱコリント5:18~19
2.覆いや闇の中でも、光を創造された神がおられるので落胆しない。3~6節 この世の神である悪魔は、信じない者に覆いを掛け、思いを暗くし、先入観や偏見で福音の光を輝かせないようにする。 しかし神は「闇の中から光が輝き出よ」との創造と復活の御力をもって、罪人の心を照らし出し、 神を知る知識を輝かせてくださる。天地創造と主の復活の御業を知る私たちは落胆することがない。 「神は仰せられた。『光、あれ。』すると光があった。」創世記1:3。「闇は光に打ち勝たなかった。」ヨハネ1:5
3.私たちは土の器でもろいが、内にイエスがおられるので落胆しない。7~12、16節 私たちは四方八方から苦しめられるが、窮することがない。途方に暮れるが、行き詰まることがない。 迫害されるが見捨てられない。倒されるが、滅びない。むしろイエスのいのちが私たちの身に現れるので 落胆することがない。弱い器である私たちの欠けた所や割れた所から、キリストの栄光が見えて来る。 「わたしの恵みはあなたに十分である。わたしの力は弱さのうちに完全に現れるからである。」Ⅱコリント12:9
4.兄姉に、同じ信仰の霊である神の御霊が与えられているので落胆しない。13~15節 主イエスは、主を信じる私たちに聖霊なる神を遣わし、主なる神を私たちが知り信じることができるようにしてくださった。 「私は信じています。それゆえに語ります」と書かれているとおり、それと同じ信仰の霊を持っている私たちも、 信じているゆえに語ります。「・・神のことは、神の霊のほかにはだれも知りません。 しかし私たちは、この世の霊を受けたのではなく、神からの霊を受けました。それで私たちは、 神が私たちに恵みとして与えてくださったものを知るのです。」Ⅰコリント2:11~12