ひれ伏して主を礼拝した人々

田村誠喜　牧師　　　　2019年1月

「その星を見て、彼ら（東方の博士たち）はこの上もなく喜んだ。それから家に入り、母マリアとともにいる幼子（主イエス）を見、 ひれ伏して礼拝した。そして宝の箱を開けて、黄金、乳香、没薬を贈り物として献げた。」マタイの福音書2：10～11、
　主の恵みの年2019年を如何お迎えでしょうか。年の初めに、主の教会で最も大切にしている礼拝についてみことばから学び、 日頃の礼拝の姿勢について考えよう。

１、博士たちのクリスマス礼拝は、喜び、ひれ伏し、献げる礼拝であった。
「ひれ伏しての礼拝」が多く出て来るのは、私たちが地上の生涯を終えて、天の御国で子羊なる主の御前で献げる礼拝の箇所である。黙示4：10、5：8、14、7：11、11：16、
　この礼拝には、子羊なる主イエスの栄光が満ちあふれ、それゆえに贖われた主の民にも喜びと賛美と献身と献げ物と奉仕があふれている礼拝であった。ルカ17：15～16、

２、罪深く卑しい者であると指摘されても、憐れみ深い主への信仰が変わらない礼拝。
マタイ15：24～27、イエスは答えられた。「わたしは、イスラエルの家の失われた羊たち以外のところには、遣わされていません。」しかし彼女（カナン人）は来て、イエスの前にひれ伏して言った。「主よ、私をお助けください。」すると、イエスは答えられた。「子どもたちのパンを取り上げて、小犬に投げてやるのは良くないことです。」しかし、彼女は言った。「主よ、そのとおりです。ただ、小犬でも主人の食卓から落ちるパン屑はいただきます。」

３、主が自分に素晴らしい御業を成してくださったと証し感謝し交わりを持つ礼拝。
ルカ8：47～48、（12年間の長血から癒やされた）彼女は隠しきれないと知って、震えながら進み出て御前にひれ伏し、イエスにさわった理由と、ただちに癒やされた次第を、すべての民の前で話した。イエスは彼女に言われた。「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。」

４、大きな主の恵みで、主の偉大さを知らされ、自分の高慢の罪を知らされた者の礼拝。
ルカ5：8、これを見たシモン・ペテロは、イエスの足もとにひれ伏して言った。「主よ、私から離れてください。私は罪深い人間ですから。」

５、自分の思いや計画を、主に献げて、主のご計画のみことばに従う献身の礼拝。
ヨハネ12：24、まことに、まことに、あなたがたに言います。一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままです。しかし、死ぬなら、豊かな実を結びます。 ルカ1：38、ご覧ください。私は主のはしためです。どうぞ、あなたのおことばどおり、この身になりますように。 ローマ12：1、あなたがたのからだを、神に喜ばれる、聖なる生きたささげ物として献げなさい。それこそ、あなたがたにふさわしい礼拝です。

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