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牧師のショートメッセージ

偶像がいっぱいの日本での宣教

田村誠喜 牧師    2020年6月


神である方を金や銀や石、人間の技術や考えで造った(刻んだ)ものと同じであると、考えるべきではありません。   使徒の働き17:29

 私が育った秋田の実家では、年初めに神社の神主によるお払いがあり、死んでしまった先祖に生きている自分たちを見守ってくれるように拝んだり、収穫の時には神棚に備えて感謝をしたり、お金に関わるもうけ話の時には大黒様の神棚を拝んだりしていた。  パウロは、ギリシャオリンポス十二神で偶像がいっぱいな学問の都アテネに行った時、心に憤りを覚えた。神々をいっぱい拝んでも安心も確信もない人々の心の闇を見たからだ。  伝道者パウロは、日本同様のアテネで何を語ったか。私はどう語ろうとしているか。 

1、神は、世界とその中にあるすべてのものを創造された方。使徒17:24~25
 天地万物を創造された方は真の神です。人間が、金や銀や石で鋳造し刻み込んだものは偶像です。神は天地の主で、この宇宙より大きく偉大なお方ですから、人の手で作った宮などにはお住みになりませんし、そこに閉じ込めることもできません。神はすべての人々に、いのちと息と万物を与えておられる方ですから、何かが足りないかのように、人の手で担がれたり仕えられたりする必要はありません。
創世記1:1、はじめに神が天と地を創造された。
イザヤ46:3~4、・・胎内にいたときから担がれ、生まれる前から運ばれた者よ。あなたが年をとっても、わたしは同じようにする。あなたがたが白髪になっても、わたしは背負う。わたしはそうしてきたのだ。わたしは運ぶ。背負って救い出す。

2、神は、全世界とその全歴史と国々の支配者です。使徒17:26~28
 神は、一人の人からあらゆる民を造り出して、地の全面に住まわせ、それぞれに決められた時代と、住まいの境をお定めになりました。それは、神を求めさせるためです。もし人が手探りで求めることがあれば、神を見出すこともあるでしょう。確かに、神は私たち一人ひとりから遠く離れてはおられません。あなたがたの中の詩人が言ったとおりです。

3、神は、義をもって世界をさばこうと日を定めた、悔い改めよ。使徒17:29~31
 神はそのような無知の時代を見過ごしておられましたが、今はどこででも、すべての人に悔い改めを命じておられます。なぜなら、神は日を定めて、お立てになった一人の方(キリスト)により、義をもってこの世界をさばこうとしておられるからです。神はこの方を死者の中からよみがえらせて、その確証をすべての人にお与えになったのです。
使徒14:17、それでも、ご自分を証ししないでおられたのではありません。あなたがたに天からの雨と実りの季節を与え、食物と喜びであなたがたの心を満たすなど、恵みを施しておられたのです。
ローマ1:4、聖なる霊によれば、死者の中からの復活により、力ある神の子として公に示された方、私たちの主イエス・キリストです。

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