「子どものようにならなければ」

田村誠喜　牧師　　　　2021年3月

　2月28日午後、教会決算総会が行われ、昨年の活動報告や決算報告等の大切な議事が承認され、主への感謝となった。諸教会の予算総会や決算総会の上に主の祝福をお祈りいたします。
　主イエスに召された弟子たちは、主から取り扱われ砕かれ訓練されていた。ある時、イエスがペテロの神殿税だけ準備された。そのとき、弟子たちは「天の御国ではだれが一番偉いのか」と言った。イエスは子どもを真ん中に立たせ、弟子たちを教え導いた。参照マタイの福音書18章。

１、向きを変えて子どものようにならなければ、決して天の御国には入れません。
　主イエスは、重要な話の冒頭に「アーメン（まことに）」を用いた。天の御国とは、神を無視し神に喜ばれない罪の生活をしていた人が、悔い改めて贖いの主を信じて入れられた国であり、キリスト者は悔い改めて信じた時から、この恵みのご支配に移されたのです。天の御国でだれが一番偉いかと問う弟子たちに、もっと重要なことは「向きを変えて天の御国に入れて頂くことだ」と語った。 向きを変えて：神を無視し、自己中心な生活をしている者が悔い改めて神に立ち返ること。
ヨハネ12：40、主は彼らの目を見えないようにされた。・・・彼らがその目で見ることも、心で理解することも、立ち返ることもないように。そして、わたしが彼らを癒やすこともないように。
使徒3：19、悔い改めて神に立ち返りなさい。そうすれば、あなたがたの罪はぬぐい去られます。

２、人が、罪を悔い改めて神に立ち返るという御業は、神の恵みであり、聖霊なる神の働きです。
　人が、向きを変えて罪を悔い改め神に立ち返るということは、人の頑張りや努力によって出来ることではなく、ただ神の恵みであり、聖霊なる神の御業によるものです。
ルカ1：15～17、その子は･･聖霊に満たされ、イスラエルの子らの多くを、彼らの神である主に立ち返らせます。彼はエリヤの霊と力で･･不従順な者たちを義人の思いに立ち返らせ･･用意します。
Ⅰテサロニケ1：5～9、私たちの福音は、ことばだけでなく、力と聖霊と強い確信を伴って、あなたがたの間に届いたからです。・・あなたがたも、多くの苦難の中で、聖霊による喜びをもってみことばを受け入れ、私たちに、そして主に倣う者になりました。・・あなたがたがどのように偶像から神に立ち返って、生けるまことの神に仕えるようになり、　　　参照、使徒11：20～21、

３、子どものように自分を低くする人が、天の御国で一番偉いのです。
　低くする：小さく貧しく罪深い者を、救って下さった主に感謝し、主を賛美し、人に仕える。　
ルカ18：13～14、一方、取税人は遠く離れて立ち、目を天に向けようともせず、自分の胸をたたいて言った。「神様、罪人の私をあわれんでください。」あなたがたに言いますが、義と認められて家に帰ったのは、あのパリサイ人ではなく、この人です。・・自分を低くする者は高くされるのです。
ヤコブ4：6～7、「神は高ぶる者には敵対し、へりくだった（低くする）者には恵みを与える。」ですから、神に従い、悪魔に対抗しなさい。そうすれば、悪魔はあなたがたから逃げ去ります。
マタイ23：11～12、あなたがたのうちで一番偉い者は皆に仕える者になりなさい。だれでも、自分を高くする者は低くされ、自分を低くする者は高くされます。

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