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牧師のショートメッセージ

「世の終わりに遣わされている私たち教会」

田村誠喜 牧師    2021年9月


「また、偽預言者が大勢現れて、多くの人を惑わします。不法がはびこるので、多くの人の愛が冷えます。しかし、最後まで耐え忍ぶ人は救われます。」 マタイの福音書 24:11~13、

   コロナ感染が拡大し、多くの方々が苦しみと不安の中にあります。同時に多くの方々が、感染終息のために、様々な立場で奮闘しておられることに感謝をし、神からの祝福をお祈りいたします。困難な時代には多くの偽預言者が現れ、人々を惑わして来ました。この時代にある私たちが覚えるべきことは何か。

1、偽キリストが現れ、戦争や戦争のうわさを聞き、飢饉と地震が起こるが、終わりではない。
マタイ24:6~8、・・・そういうことは必ず起こりますが、まだ終わりではありません。・・・これらはすべて産みの苦しみの始まりなのです。
マタイ24:9~10、そのとき、人々はあなたがたを苦しみにあわせ、殺します。また、わたしの名のために、あなたがたはすべての国の人々に憎まれます。そのとき多くの人がつまずき、互いに裏切り、憎み合います。

2、「世の終わりの時」は、イエスが地上に来られた時から、再び雲に乗って来られる時まで。
へブル1:1~2、神は昔、預言者たちによって、多くの部分に分け、多くの方法で先祖たちに語られましたが、この終わりの時には、御子にあって私たちに語られました。
Ⅰヨハネ2:18、幼子たち、今は終わりの時です。反キリストが来るとあなたがたが聞いていたとおり、今や多くの反キリストが現れています。それによって、今が終わりの時であると分かります。
使徒1:9~11、こう言ってから、イエスは使徒たちが見ている間に上げられた。そして雲がイエスを包み、彼らの目には見えなくなった。・・すると見よ、白い衣を着た二人の人が、彼らのそばに立っていた。そしてこう言った。「ガリラヤの人たち、・・あなたがたを離れて天に上げられたこのイエスは、天に上って行くのをあなたがたが見たのと同じ有様で、またおいでになります。」

3、このような終わりの時代の中にある私たちの取るべき信仰の姿勢は何か。
マタイ24:4、人に惑わされないように気をつけなさい。 *世の考えを聖書の言葉で語り惑わす。
惑わされない:真理から引き離されない。騙されない。欺かれない。思い違いをしない。
気をつける:じっと見る。凝視する。注意する。目を覚まして確かめる。熟考する。理解する。
マタイ24:6、気をつけて、うろたえないようにしなさい。(参照、ルカ24:37、Ⅱテサロニ2:2)
うろたえない:あわてない。落着きを失ったりしない。おびえたりせず震え上がらない。
マタイ24:13、しかし、最後まで耐え忍ぶ人は救われます。*忍耐は希望を持ち続けること。
耐え忍ぶ:御心を知り留まり続ける。御心に踏み止まる。ルカ2:43、イエスはとどまっていた。

4、御国のこの福音は全世界に宣べ伝えられて、すべての民族に証しされ、それから終わりが来ます。(マタイ24:14)

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