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牧師のショートメッセージ

「わたしの民よ、思い起こせ」

田村誠喜 牧師    2023年3月


 「わたしの民よ、わたしがあなたに何をしたというのか。  どのようにしてあなたを煩わせたというのか。わたしに答えよ。  わたしはあなたをエジプトの地から上らせ・・・・・・・・・  わたしの民よ、思い起こせ。・・ギルガルまでに何があったか。  それは、あなたが主の正しいわざを知るためであった。」               旧約聖書 ミカ書 6:3~5

 三寒四温の中、梅の花を見上げました。教会は2月最後の主の日に、昨年度決算総会を行い、様々な活動や出来事を通して、生きて働かれた主の恵みを思い起こし、感謝と賛美を献げ、今後への主の祝福を祈りました。

1、神は、「わたしの民よ、どのようにしてあなたを煩わせたというのか。答えよ。」と、訴えた。
預言者ミカは、南ユダ王国の偶像礼拝と不道徳と不正に対する神のさばきを語り続けた。しかし、王国の民は、神が国際関係や経済や生活のことで自分たちを煩わせていると言っていた。主なる神は王国の民に、神の御前でその言い分を述べて見よと論戦を挑んだ。
イザヤ5:2~4、彼はそこを掘り起こして、石を除き、そこに良いぶどうを植え、その中にやぐらを立て、その中にぶどうの踏み場まで掘り、ぶどうがなるのを心待ちにしていた。ところが、酸いぶどうができてしまった。今、エルサレムの住民とユダの人々よ、さあ、わたしとわがぶどう畑との間をさばけ。わがぶどう畑になすべきことで、何かわたしがしなかったことがあるか。なぜ、ぶどうがなるのを心待ちにしていたのに、酸いぶどうができたのか。

2、神は、「奴隷の地エジプトから、ギルガルまでにあったことを思い起こせ」と、命じた。
主なる神は、モーセやアロンやミリアムたちを用いて、神の約束による、かもいと門柱の子羊の血によって、神のさばきの過越を与え、真夜中に奴隷の地エジプトから脱出したことを繰り返し思い起こさせた。出エジ12章
主は、神の民をバアル・ツェフォンに引き戻し、海辺でエジプトの戦車隊軍勢によって栄光を現した。出エジ14章
主は、民の不平の中、モーセの祈りにより、天からのマナと渡り鳥のうずらと岩からの水を与えた。出エジ16~17章
主は、シナイ山でモーセの祈りの中、神のみことばである律法を与え、今日まで導いておられる。出エジ19~24章
主は、猛毒の蛇により多くの者が滅んだ時、モーセの祈りにより、青銅の蛇を仰ぎ見た者を癒やした。民数21章
主は、バラク王がバラムを買収して神の民を呪うようにした時、バラムにより神の民を祝福させた。民数22~24章
主は、モーセの死後、ヨシュアにより、神の箱を担ぐ祭司の足の裏がヨルダン川に入ったとき、川をせき止め、約束の地へと神の民を渡らせた。川の中の祭司たちの足が立っていた石を12個運んで記念とした。ヨシュア3~4章

3、神は、きょうも「わたしの民よ、わたしのことばを聞いて、思い起こせ」と叫び続けている。
使徒20:31、ですから、私が三年の間、夜も昼も、涙とともにあなたがた一人ひとりを訓戒し続けてきたことを思い起こして、目を覚ましていなさい。
ローマ15:15、ただ、あなたがたにもう一度思い起こしてもらうために、私は所々かなり大胆に書きました。
Ⅱペテロ1:12~13、ですから、あなたがたがこれらのことをすでに知り、与えられた真理に堅く立っているとはいえ、私はあなたがたに、それをいつも思い起こさせるつもりです。それを思い起こさせて、あなたがたを奮い立たせることを、私は地上の幕屋にいるかぎり、なすべきことだと思っています。
黙示録2:4~5、けれども、あなたには責めるべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった。だから、どこから落ちたのかを思い起こし、悔い改めて初めの行いをしなさい。そうせず、悔い改めないなら・・
ヨハネ14:26、しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせてくださいます。

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