牧師のショートメッセージ
「父なる神の命令は永遠のいのち」
田村誠喜 牧師 2024年5月
わたしは、父の命令が永遠のいのちであることを知っています。
ですから、わたしが話していることは、父がわたしに言われた
とおりを、そのまま話しているのです。 新約聖書 ヨハネの福音書 12:50
手賀沼沿いに緑があふれ、湖面を渡ってくる風が心地よく、「カッコー、カッコー」と鳴く声を聞きました。教会では、新しい歩みを始めた子弟たちと兄姉たちが支えられますように、また兄姉たちとそのご家族の健康と介護のために祈りました。特に5月18日(土)午後のチャペルコンサートの祝福を祈り、チラシやポスターを用いて証を続けました。嬉しかったことは、教会学校で子ども時代から導かれた姉妹が、5月19日のペンテコステ礼拝で洗礼に導かれるようになったことです。主が、永遠のいのちの泉を祝しお用い下さいますようにとお祈り致します。
1、ヨハネの福音書の12章44節~50節の位置付け。
12章までが、イエスによる公の宣教の様子が記され、13章からは、十字架の贖いの死を前に、弟子たちとの間で語られた主の教えが記されています。この12章最後の部分は、これまでの主の教えを要約し、不信仰への警告のことばとなっています。
ヨハネ12:44~48、イエスは大きな声でこう言われた。「・・・わたしを信じる者が、だれも闇の中にとどまることのないようにするためです。・・・わたしを拒み、わたしのことばを受け入れない者には、その人をさばくものがあります。わたしが話したことば、それが、終わりの日にその人をさばきます。
2、「父の命令が永遠のいのちである」ことの意味。
このみことばは、神の最大にして最高の目的が、神に背を向け、いのちの源である神から離れ去った私たち罪人を、神との永遠のいのちの交わりに導き入れ生かしてくださることであり、そのために御子イエスを遣わされたことを教えています。
ヨハネ20:31、これらのことが書かれたのは、イエスが神の子キリストであることを、あなたがたが信じるためであり、また信じて、イエスの名によっていのちを得るためである。
ヨハネ11:25~26、・・わたしはよみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者はみな、永遠に決して死ぬことがありません。・・・
ヨハネ3:16、神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに世を愛された。それは御子を信じる者が、一人として滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。
3、永遠のいのちは、御子イエスのうちにあるいのちで、御子を信じる者に、信じるその時に与えられるいのち。
永遠のいのちとは、御子イエスを信じる者が、肉体の死を迎えてから始まるいのちではなく、地上の生活において、御子イエスを信じた時に与えられ始まるいのちで、神の御霊による神との交わりのことで、肉体の死を迎えても変わることなく続く神との豊かな交わりの生活のことです。
ヨハネ5:24、まことに、まことに、あなたがたに言います。わたしのことばを聞いて、わたしを遣わされた方を信じる者は、永遠のいのちを持ち、さばきにあうことがなく、死からいのちに移っています。
ヨハネ17:3、永遠のいのちとは、唯一のまことの神であるあなたと、あなたが遣わされたイエス・キリストを知ることです。 *知る:知識だけではなく人格的な深い交わりによって知ることを意味する。
ローマ6:4、私たちは、キリストの死にあずかるバプテスマによって、キリストとともに葬られたのです。それは、ちょうどキリストが御父の栄光によって死者の中からよみがえられたように、私たちも、新しいいのちに歩むためです。