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牧師のショートメッセージ

「迫害と苦難の中にある教会のための祈り」

田村誠喜 牧師    2025年2月


こうしたことのため、私たちはいつも、あなたがたのために祈っています。 どうか私たちの神が、あなたがたを召しにふさわしい者にし、また御力に よって、善を求めるあらゆる願いと、信仰から出た働きを実現してくださ いますように。それは、私たちの神であり主であるイエス・キリストの恵 みによって、私たちの主イエスの名があなたがたの間であがめられ、あな たがたも主にあって栄光を受けるためです。Ⅱテサロニケ1:11~12

 風はまだまだ冷たいのですが、立春となり日一日ごとに太陽が高くなり、春が近いのを覚えて喜んでおります。主にある我孫子の教会では、春からの後任牧師が決定し、お迎えする準備を進めており、牧師館購入のための臨時総会を終えたばかりです。教会の拠って立つ主のみことばを語る牧会者を遣わしてくださる主に感謝します。

1、迫害と苦難の中にあるテサロニケ教会。
 テサロニケは、ギリシャの北側半分のマケドニア州の州都で、人や物資が集って来て、また各地に出て行きました。この州都でパウロたちはユダヤ教の会堂で伝道(旧約聖書の預言している救い主こそナザレのイエスだと宣教)して、信じる人々が起こされ、教会が建て上げられました。パウロとシルワノの滞在は一ヶ月位の短いものでした。ユダヤ人からの激しい迫害と、それによる町の役人や人々の不安や警戒による苦難がありました。使徒17:1~10。
Ⅰテサロニケ1:6~8、あなたがたも、多くの苦難の中で、聖霊による喜びをもってみことばを受け入れ、私たちに、そして主に倣う者になりました。その結果、あなたがたは、マケドニアとアカイアにいるすべての信者の模範になったのです。主のことばがあなたがたのところから出て、マケドニアとアカイアに響き渡っただけでなく、神に対するあなたがたの信仰が、あらゆる場所に伝わっています。そのため、私たちは何も言う必要がありません。
Ⅰテサロニケ2:13~14、・・・あなたがたが、私たちから聞いた神のことばを受けたとき、それを人間のことばとしてではなく、事実そのとおり神のことばとして受け入れてくれたからです。この神のことばは、信じているあなたがたのうちに働いています。兄弟たち。あなたがたはユダヤの、キリスト・イエスにある神の諸教会に倣う者となりました。彼らがユダヤ人たちに苦しめられたように、あなたがたも自分の同胞に苦しめられたからです。

2、パウロたちは、テサロニケの迫害と苦難が、神の国にふさわしいものとする神の計画だと知って祈りました。
 パウロたちは、ユダヤ人たちとテサロニケ人の両方からの迫害と苦難の中にあるテサロニケ教会のために、教会のかしらなる主が、ご自分の教会を神の国にふさわしいものとするための御業だと語って祈っていたのです。
Ⅱテサロニケ1:5、それは、あなたがたを神の国にふさわしいものと認める、神の正しいさばきがあることの証拠です。あなたがたが苦しみを受けているのは、この神の国のためです。 *ふさわしい:見合う価値がある。
Ⅱテサロニケ2:16~17、どうか、私たちの主イエス・キリストと、私たちの父なる神、すなわち、私たちを愛し、永遠の慰めとすばらしい望みを恵みによって与えてくださった方ご自身が、あなたがたの心を慰め、強めて、あらゆる良いわざとことばに進ませてくださいますように。
へブル12:10、肉の父はわずかの間、自分が良いと思うことにしたがって私たちを訓練しましたが、霊の父は私たちの益のために、私たちをご自分の聖さにあずからせようとして訓練されるのです。
Ⅱコリント4:8~10、私たちは四方八方から苦しめられますが、窮することはありません。途方に暮れますが、行き詰まることはありません。迫害されますが、見捨てられることはありません。倒されますが、滅びません。私たちは、いつもイエスの死を身に帯びています。それはまた、イエスのいのちが私たちの身に現れるためです。

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