牧師メッセージ、教会員の証
「クリスマス 神の約束が成就した日」
「神は、実に、そのひとり子をお与えになったほどに、世を愛された。 それは御子を信じる者が、ひとりとして滅びることなく、永遠のいのちを持つためである。」 (新約聖書ヨハネ3:16)
2014年も残すところ僅かとなりました。町の色々な場所にクリスマスツリーが飾られ、 クリスマスが日本の風習のようになりました。しかし、クリスマスがどうして 世界中でお祝いされているかを知っている日本人は、僅かかもしれません。
クリスマスが神によって計画されたのは、最初の人間アダムとエバが、神に背を向け、神の御言葉を 捨て、自分で善悪を決め、自分が神のように自由に生きようとした時にまでさかのぼるのです。 神を裏切り、神の御前に出ることが出来なくなり、神の御顔を避けるようになり、 闇の中を進むようになった時、神によって計画されたのです。(創世記3章)
神は、ご自分の作品である人が神の御顔を避けて歩むようになっても決して見捨てませんでした。 「あなたはどこにいるのか、どうしてそんなことをしているのか」と探し語り続けました。 しかし、人は自分の意志で神に背いたとは認めず、周囲や環境のせいだと語り、 謝罪や悔い改めはありませんでした。それでも神は、諦めずに人間に「十戒」を与えて 神に立ち返る道を備えました。
しかし、人は高慢で神から差しのべられた手を振り払い、益々、失敗と悪を繰り返しました。 それでも神は、ご自分の作品である人間を見捨てませんでした。 神は歴史の中で、何度も何度もご自分の預言者たちを立てて、その時代にどのように生きるべきか、 またその時代に神のさばきと救いがあることを語らせました。 預言者たちは、神の聖霊に動かされて、神からの権威ある御言葉を語りました。 現代の私たちが、その預言者たちの語った聖書の御言葉を読むと、世界と人間の問題を指摘し、 人が神に立ち返らなければ救いは無い、と語っていることが明確にわかります。
神が、次から次に遣わされる預言者の忍耐強い働きを人間はどのように受け止めたでしょうか。 人間は千数百年間に渡って、次々に遣わされた預言者を迫害し、殺したのです。 それでも神は、人間を見捨てず人間の救いを諦めませんでした。神は、ご自分の御子イエス・キリストを 人と同じかたちとして、幼子として遣わして下さったのです。 クリスマスは、人間の罪を赦しきよめ、神との和解をもたらす神の御子イエス・キリストが誕生した日、 神の約束が成就した大いなる日なのです。 あなたも今年、あなたの本物のクリスマスを教会でお祝いしませんか。
我孫子福音キリスト教会 牧師 田村誠喜 2014年12月