牧師のショートメッセージ
救いを確かなものとする
田村誠喜 牧師 2015年1月
「ですから、兄弟たちよ。ますます熱心に、あなたがたの召されたことと 選ばれたこととを確かなものとしなさい。これらのことを行っていれば、 つまずくことなど決してありません。」 Ⅱペテロ1:10
どんな事柄でも最初の一歩が重要である。 ペテロは、キリスト者が不当な扱いや迫害を受けることがあったとしても、 つまずくことなく生きて行く秘訣として、主なる神が自分を選び救いに召して下さったことを 確かなものとするように語る。すなわち自分の救いが、自分の行いや熱意によるのではなく、父なる神の選び、イエス・キリストの十字架と復活の贖いの御業、聖霊なる神による新生や認罪や信仰告白など、ただただ三位一体の神の一方的な恵みによることを確認することだと命じている。 主は、弟子たちに「わたしは門です。だれでも、わたしを通って入るなら、救われます。 また安らかに出入りし、牧草を見つけます。」(ヨハネ10:9)と語り、狭い門から入り、 自分の不信仰の罪を悔い改めて、十字架と復活の救い主を信じるように導いた。
私たちは自分の問題や課題を見る以上に、罪の中に死んでいた自分を救い出して下さった主の御業に目を留めましょう。そして主の救いの御業を自分のことばで語り証しましょう。 そこにこそ活路があります。
「あなたがたがわたしを選んだのではありません。わたしがあなたがたを選び あなたがたを任命したのです。」 ヨハネ15:16
「あなたがたの召しのことを考えてごらんなさい・・神は知恵ある者をはずかしめるために、 この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、 この世の弱い者を選ばれたのです。」 Ⅰコリント1:26~27
「あなたがたは、恵みのゆえに、信仰によって救われたのです。 それは自分自身から出たことではなく、神からの賜物です。行いによるのではありません。 だれも誇ることのないためです。」 エペソ2:8~9