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牧師のショートメッセージ

聖霊なる神の働き


田村誠喜 牧師    2016年4月

わたしは父にお願いします。そうすれば、父はもうひとりの助け主をあなたがたにお与えになります。 その助け主がいつまでもあなたがたと、ともにおられるためにです。その方は、真理の御霊です。 ・・・その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。 ヨハネの福音書14:16~17

キリストの復活は、キリスト教信仰の根本ですから、歴史的な三つの証拠を 注意深く調べ考えることを通し、キリストの復活によって信仰の確信を持つことが出来ます。

1.信仰生活のすべての祝福のカギとなっている聖霊なる神

 今年のペンテコステ、聖霊が弟子たちすべてに注がれたことを記念する日は、5月15日です。 私たち信仰者にとって、聖霊なる神の働きは、救い、祈りや礼拝、証や伝道、学びや成長や聖化など、 信仰生活のすべてにおいて祝福と導きのカギとなっています。 そこで今年は4月から礼拝等において、聖霊なる神について聖書から学ぶ計画です。 「なぜなら、預言は決して人間の意志によってもたらされたのではなく、聖霊に動かされた人たちが、 神からのことばを語ったのだからです。」 Ⅱペテロ1:21 「しかし、助け主、すなわち、父がわたしの名によってお遣わしになる聖霊は、あなたがたにすべてのことを教え、 また、わたしがあなたがたに話したすべてのことを思い起こさせて下さいます。」 ヨハネの福音書14:26

2.聖霊なる神について、なかなか理解が深まらない私たち信仰者

 聖霊なる神の存在とその働きが、私たち信仰者の祝福のカギとなっているにもかかわらず、なかなか 理解が深まっていないというのが現状と思います。それにはいくつかの理由が考えられます。 聖霊なる神は、ご自分について語るよりも、御子キリストと父なる神の栄光を指し示すことを働きの中心としており、隠れた存在であるからと考えられます。また聖霊なる神の名称が、キリストの御霊、イエスの御霊、神の御霊、 聖霊、助け主、真理の御霊、約束の御霊等、多岐にわたることもその理由かもしれません。 何よりも大きな原因は、私たちが祝福のカギとなっておられる聖霊なる神と、 みことばの黙想による積極的な交わりがないことでしょう。 「しかしその方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。 御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、またやがて起ころうとしていることを あなたがたに示すからです。御霊はわたしの栄光を現わします。」 ヨハネの福音書16:13~14

3.聖霊なる神の、さらなる働きについて

 聖霊は、人の罪を示し、人を新しく生まれさせ、信仰の告白へと導き 救って下さいます。 また聖霊は、信仰者の交わりである教会のうちに満ち、 信仰者一人ひとりのうちに住まわれ、 礼拝や祈りや教育や宣教や証の主役であり、キリストのからだなる教会を 力強く建て上げるお方です。 このお方について良く学び、理解し、信頼することが重要です。 「しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。 そしてエルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、 わたしの証人となります。」 使徒の働き1:8

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