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牧師のショートメッセージ

聖霊に励まされた宣教


田村誠喜 牧師    2016年5月

しかし、聖霊があなたがたの上に臨まれるとき、あなたがたは力を受けます。 そしてエルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、 わたしの証人となります。 使徒の働き 1:8 

新緑あふれる季節となりました。 散歩するたびに、近隣に残る畑や田んぼや森にいやされます。 復活された主イエスは、ちょうどこの季節に、すなわちイースターから40日目に、 上記の「使徒の働き1章8節」の御言葉を語り、ペンテコステ以降の弟子たちの 宣教と証を力ある確かな働きとしました。

1.聖霊は、他国のことばで主の大きな御業を語らせてくださった。

復活の主イエスが、弟子たちに「エルサレムを離れないで、約束の聖霊の注がれるのを待ちなさい。」と 命じてから、十日後のペンテコステ(五旬節の日)の祈りの時に、約束通り、弟子たち一人ひとりに 聖霊を注がれた。使徒の働き2章を読むと、当時の弟子たち120名程は、色々な国ことばで、 主イエスの十字架と復活と昇天の御業を語り、人々の不信仰と罪を指摘し、悔い改めと信仰を迫った。 その日、三千人ほどの洗礼式が行われた。御霊の働きは今日も変わることなく、一人ひとりに届く言葉、 伝わる言葉で、主の大きな愛と救いの御業を語るように導いてくださる。 届く言葉、伝わる言葉とは、主があなたにして下さった具体的な救いを語ることだ。

2.聖霊は、宣教の弱さと困難を覚える弟子たちに栄光を現わしてくださった。

福音宣教が始まると救いに導かれる者たちが多く起こされたが、反対と迫害も強かった。 使徒の働き4章を読むと、宣教の働きの中心にいたペテロとヨハネが捕えられサンヘドリン議会でさばかれ、 今後、誰にも、いっさいイエスの御名を語ってはならないと厳しく命じられた。 釈放された二人は仲間の兄姉の所で、起ったことと命じられたこととを残らず報告した。 それでも教会は主に信頼し、反対と迫害が旧約の詩篇の御言葉通りに起こっていることを確認し、 主が自分たちを通して栄光の御業をなさせ、大胆に語らせて下さるように祈った。 祈っているうちに、弟子たちは聖霊に満たされ、神のことばを大胆に語り出した。 今日も、礼拝や祈祷会で心を合わせて祈る祈りに主はお答えになり、語らせてくださる。マタイ10:18~20

3.聖霊は、宣教する人々を遣わし、宣教する場所を示してくださった。

聖霊は、多くの異邦人が救いに導かれ、預言者や教師が何人もいたアンテオケ教会に、 バルナバとサウロ(後のパウロ)を聖別して、宣教のために派遣するように導いた(使徒の働き13章)。 今日も、主は人々が救いの福音を聞くことが出来るように、多くの祈りと支援の献金をもって、 ご自身の忠実な弟子たちを各地に派遣し用いていてくださる。私たちも聖霊に励まされて、 主のしもべたちのため祈りの手を強くし、献金をもって支えて行きましょう。 主は今日でも変わることなく「渡って来て私たちを助けてください」(使徒の働き16章)と言う マケドニヤの叫びを聞かせ、その人々の所へと導いてくださるのです。 我孫子での働きのように。布佐やみらい平での働きのように。

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