牧師のショートメッセージ
聞く耳のある者は聞きなさい
田村誠喜 牧師 2017年10月
「良い地に蒔かれるとは、みことばを聞いて受け入れ、三十倍、六十倍、百倍の実を結ぶ人たちです。」 マルコの福音書 4章20節
マタイ13:23には、みことばを聞いて「悟る」人が、多くの実を結ぶと語っている。ルカ24:45には、弟子たちに聖書を悟らせるために、復活の主が弟子たちの心を開いて下さったことが語られている。使徒16:14には、主が紫布の商人のルデヤと言う女性の心を開いて、パウロの語る福音に心を留めるようにされたと語っている。みことばを聞く時、心が開かれて理解が与えられ悟ることができるのは、主の御業であることが分かる。ヨハネ14:26、15:26には、主のみことばを私たちの心に教えて下さるのは、聖霊なる神の御業だと繰り返し語られている。
マルコ4:20には、みことばを聞いて「受け入れる」人が、多くの実を結ぶと語っている。ヨハネ1:12を見ると、受け入れることは信じることだと分かる。Ⅰテサロニケ2:13では、テサロニケ人がパウロの語る福音を聞いた時、人間の言葉としてではなく、事実通り神のことばとして受け入れた。そのため、神のことばが信じているあなたがたのうちで働き御業を成していると語っている。神に背を向け、自分を神とするようになった私たち罪人が、神のみことばを受け入れ信じることは、神の御業である。
ルカ8:15には、「正しい良い心で」みことばを聞き、「しっかりと守りよく耐える人」が、多くの実を結ぶと語っている。Ⅰペテロ2:1~2には、すべての悪意、すべてのごまかし、偽善や妬み、悪口を捨てて(悔い改めて)、生まれたばかりの乳飲み子のように、純粋なみことばの乳をいただいてこそ、成長と実りがあることを語っている。へブル12章前半やヨハネ15章前半には、父なる神が、私たちをご自分の聖さに与らせるために懲らしめと刈り込みして下さり、実を結ばせて下さると語っている。悔い改めも、刈り込みの聖化も、御霊なる神の御業である。Ⅱコリント3:18、