牧師のショートメッセージ

キリストの教会を建て上げる

田村誠喜　牧師　　　　2018年10月

「わたしはこの岩の上に、わたしの教会を建てます。よみの門もそれに打ち勝つことはできません。」　マタイの福音書16：18

１、キリストの教会の土台とかしら
　私たちは、様々な問題に直面すると、「組織を如何に守り、自分を守る安泰の道は何か」を考え、道を探る。未信者も、また信仰者であっても、ここに落ちてしまう。しかし、主の教会は違う。何故なら、主の教会のかしらは「キリスト」であり、主の教会の土台は「キリスト」であり、これらのことを教えているのが「聖書」であり、この聖書を、私たちに諭して導いてくださるのが「御霊なる神」であるから。私たち主の教会は、どんな課題に直面することがあっても、この事柄について、主は私たちに何と語っておられるか、みことばを求めて御霊によって祈りましょう。この真理を確信して立つ教会は、みことばの学びと祈りに力を注ぎます。しかし、この真理を深く確信しない教会は、みことばの学びと祈りに力が入りません。エペソ1：22～23、神はすべてのものをキリストの足の下に従わせ、キリストを、すべてのものの上に立つかしらとして教会に与えられました。教会はキリストのからだであり、すべてのものをすべてのもので満たす方が満ちておられるところです。エペソ2：20、（あなたがたは）使徒たちや預言者たちという土台の上に建てられていて、キリスト・イエスご自身がその要の石です。エペソ4：4～6、・・召しの望みが一つであったのと同じように、からだは一つ、御霊は一つ・・主はひとり、信仰は一つ、バプテスマは一つ・・父である神はただひとりです。　　　　　　　　

２、キリストのからだなる教会を建て上げるために召され、立てられた人々
　エペソ4：11～12、こうして、キリストご自身が、ある人たちを使徒、ある人たちを預言者、ある人たちを伝道者、ある人たちを牧師また教師としてお立てになりました。それは、聖徒たちを整えて奉仕の働きをさせ、キリストのからだを建て上げるためです。使徒20：28、あなたがた（エペソの教会の長老たち）は自分自身と群れの全体に気を配りなさい。神がご自身の血をもって買い取られた神の教会を牧させるために、聖霊はあなたがたを群れの監督にお立てになったのです。使徒6：2～7、・・私たちが神のことばを後回しにして、食卓のことに仕えるのは良くありません。・・あなたがたの中から、御霊と知恵に満ちた、評判の良い人たちを七人選びなさい。・・私たちは祈りと、みことばの奉仕に専念します。・・こうして、神のことばはますます広まっていき・・弟子の数が非常に増えていった。

３、建て上げられるキリストの教会の姿
　エペソ4：13～16、私たちはみな、神の御子に対する信仰と知識において一つとなり、一人の成熟した大人となって、キリストの満ち満ちた身丈まで達するのです。こうして、私たちはもはや子どもではなく、人の悪巧みや人を欺く悪賢い策略から出た、どんな教えの風にも、吹き回されたり、もてあそばれたりすることがなく、むしろ愛を持って真理を語り、あらゆる点において、かしらであるキリストに向かって成長するのです。キリストによって、からだ全体は、あらゆる節々を支えとして組み合わされ、つなぎ合わされ、それぞれの部分がその分に応じて働くことにより成長して、愛のうちに建てられることになります。