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牧師のショートメッセージ

暗闇に輝くクリスマスの光

田村誠喜 牧師    2020年12月


 間もなく2020年のクリスマスを迎えようとしています。皆様は如何お過ごしでしょうか。漁師の仕事をしていた最中に、主イエス・キリストに呼び出されて、主の弟子としての生涯を全うした使徒ヨハネは、クリスマスの意味を五つの点から語り伝え記しました。

1、クリスマスは、万物の創造前からおれる「ことば」なる方が、人となられた日。
ヨハネ1:1~2、14、初めにことばがあった。ことばは神とともにあった。ことばは神であった。この方は、初めに神とともにおられた。ことばは人となって、私たちの間に住まわれた。私たちはこの方の栄光を見た。父のみもとから来られたひとり子としての栄光である。この方は恵みとまことに満ちておられた。

2、天地万物を創造された「ことば」なる方が、人となられた日。
ヨハネ1:3~4、すべてのものは、この方によって造られた。造られたもので、この方によらずにできたものは一つもなかった。この方にはいのちがあった。このいのちは人の光であった。
コロサイ1:15~17、御子は、見えない神のかたちであり、すべての造られたものより先に生まれた方です。なぜなら、天と地にあるすべてのものは、見えるものも見えないものも、王座であれ主権であれ、支配であれ権威であれ、御子にあって造られたからです。万物は御子によって造られ、御子のために造られました。

3、神を受け入れない人々の闇を照らす「光」なる方が来られた日。
ヨハネ1:5,9~11、光は闇の中に輝いている。闇はこれに打ち勝たなかった。すべての人を照らすそのまことの光が、世に来ようとしていた。この方はもとから世におられ、世はこの方によって造られたのに、世はこの方を知らなかった。この方はご自分のところに来られたのに、ご自分の民はこの方を受け入れなかった。
コロサイ1:13~14、御父は、私たちを暗闇の力から救い出して、愛する御子のご支配の中に移してくださいました。この御子にあって、私たちは、贖い、すなわち罪の赦しを得ているのです。

4、旧約聖書の律法の契約を実現するために、神の御子が人となられた日。
ヨハネ1:12、17、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。律法はモーセによって与えられ、恵みとまことはイエス・キリストによって実現したからである。
使徒13:38~39、モーセの律法を通しては義と認められることができなかったすべてのことについて、この方(イエス・キリスト)によって、信じる者はみな義と認められるのです。

5、闇の中の人々に、ひとり子の神が、神を説き明かすために来られた日。
ヨハネ1:18、いまだかつて神を見た者はいない。父のふところにおられるひとり子の神(イエス・キリスト)が、神を説き明かされたのである。
ヨハネ14:8~9、ピリポはイエスに言った。「主よ、私たちに父(父なる神)を見せてください。そうすれば満足します。」イエスは彼に言われた。「ピリポ、こんなに長い間、あなたがたと一緒にいるのに、わたしを知らないのですか。わたしを見た人は、父を見たのです。」

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