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牧師のショートメッセージ

「あなたがたの安全のために」

田村誠喜 牧師    2022年10月


最後に、私の兄弟たち、主にあって喜びなさい。私は、また同じことをいくつか書きますが、これは私にとって面倒なことではなく、あなたがたの安全のためにもなります。
新約聖書 ピリピ人への手紙 3:1


 春と秋には交通安全週間があり、運転者は気が引き締まります。青森県での教会の働きが15年間ありました。雪が解けて春が訪れ、新学年が始まる時期、運転者も歩行者も細心の注意が求められます。また、秋が来ると夕暮れが早まり、また美味しい食べ物や山菜等に溢れ、大自然も人々を歓迎してくれるので交通量が増えます。交通安全週間の大切さが身に沁みます。
 上記の聖書のことばは、福音に付け足しをする者から信仰者たちを安全に守るために語られたものです。収穫の秋に、みことばの意味を味わい、心に留め、信仰者にとっての安全を考えたいと思います。 

1、「安全」は、確実で不動なこと、信頼する者を守り支えることを意味する。
「安全」は、新約聖書のギリシャ語では「よろめかす・だます・倒す」に否定の接頭語が付いたことばで「よろめかされないこと・だまされないこと・倒されないこと・確かなこと」の意味が込められています。
へブル6:19、私たち(クリスチャン)が持っているこの希望は、安全で確かな、たましいの錨のようなものであり、また幕の内側にまで入って行くものです。

2、「主にあって喜ぶ」ことが、信仰者のあなたの安全となり、力となります。
 主イエス・キリストが成し遂げてくださり、自分たちに与えてくださったすべての恵みを、私たちが数え味わい喜ぶことが、私たちの人生の中で最も大切なことです。そのことによって私たちは希望を与えられ、確信を与えられ、将来に向かう力を与えられるのです。
ピリピ1:16~18、ある人たちは、私(ローマ獄中のパウロ)が福音を弁証するために立てられていることを知り、愛をもってキリストを伝えていますが、ほかの人たちは党派心からキリストを宣べ伝えており、純粋な動機からではありません。鎖につながれている私をさらに苦しめるつもりなのです。しかし、それが何だというのでしょう。見せかけであれ、真実であれ、あらゆる仕方でキリストが宣べ伝えられているのですから、私はそのことを喜んでいます。そうです。これからも喜ぶでしょう。
ネヘミヤ8:10、・・今日(第七の月の一日で城壁完成奉献礼拝)は、私たちの主にとって聖なる日である。悲しんではならない。主を喜ぶことは、あなたがたの力だからだ。

3、「安全」のために、信仰者たちに同じことを書くのです。
Ⅱペテロ3:1~2、愛する者たち、私はすでに二通目となる手紙を、あなたがたに書いています。これらの手紙により、私はあなたがたの記憶を呼び覚まして、純真な心を奮い立たせたいのです。それは、聖なる預言者たちにより前もって語られたみことばと、あなたがたの使徒たちにより伝えられた、主であり救い主である方の命令を思い出させるためです。 Ⅱペテロ1:12~13

4、ルカの福音書は、あなたの信じていることが、「確実で安全であること」を教えるために書かれた。
ルカ1:4、それによって、すでにお受けになった教えが確かであることを、あなたによく分かっていただきたいと思います。

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