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牧師メッセージ、教会員の証

「変わらないもの」


 学生時代、私はミッションスクールに通っていました。そこで初めて『聖書』を読み、礼拝に出席しました。その時は、自分の命をさしだすことができるイエス様のことを立派な人・偉人だとは思いましたが、私に関わりがあるとは思えませんでした。

 その後、自分が母親になった時にイエス様に再会することになりました。 初めての子どもを出産したものの、どうやって育てていけば良いかわからず、不安で仕方がありませんでした。そして、育児書や雑誌を読み、周りの人の意見を聞いては、試行錯誤の日々を送っていました。そのどれもが正しそうで、でもすべてを実行するのは難しく、疲れきっていたように思います。

 周りの意見に振り回される自分が嫌になった頃、近所の幼児教室に通い始めました。そこはクリスチャンの先生が運営なさっており、その先生が通っている教会の牧師が1ヶ月に1回保護者に対してお話をしてくださいました。久しぶりに聞く『聖書』のお話は懐かしさもあってか楽しく、毎月のその集まりが待ち遠しく感じられるようになりました。

 そこで親子共に神様に感謝することを教えていただき、あたりまえだと思っていたことも神様が備えて下さったものだということが私にもだんだんわかるようになってきました。そして何より流行に左右されたりしない変わらない神様の御言葉に親しむことができることが私にとってはとてもすばらしいことでした。

 それから何年かして洗礼を受けました。その後も迷いの中にあったり、傲慢になったり、いろいろと自分の弱さに直面することも多い毎日です。そのような中、立ち止まってわが身を振り返り、神様にお祈りすることができる幸せを本当に感謝しています。

「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます。わたしは心優しく、へりくだっているから、あなたがたもわたしのくびきを負って、わたしから学びなさい。そうすればたましいに安らぎが来ます。わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからです。」(マタイによる福音書11:28-30)

我孫子福音キリスト教会会員  M・T    2012年7月

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