Home

牧師メッセージ、教会員の証

クリスマスの喜び


「その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。」
(新約聖書・マタイの福音書2章10節)

皆様、クリスマスおめでとうございます。今年もクリスマス・メッセージをお届けします。

「なぜクリスマスはおめでたいのか」
 それは、すべての人の救い主であるイエス・キリストがお生まれになられたからです。 神様は、愛するひとり子イエス様をこの世にお遣わしになられて、 私たちに救いの道を備えてくださいました。イエス・キリストを私の救い主と信じるなら、 すべての罪は赦されて天国に入れていただけます。 その救い主がクリスマスにお生まれになられたのです。

「きょうダビデの町で、あなたがたのために、救い主がお生まれになりました。 この方こそ主キリストです。」(新約聖書・ルカの福音書2章11節)

「どうすればクリスマスをおめでたく迎えることができるのか」
 イエス様が約2千年前、ユダヤのベツレヘムでお生まれになった時、救い主を拝みに 出かけた2つのグループがありました。第1のグループは羊飼いたちです。彼らは野宿で 夜番をしながら羊を飼っていた時、「救い主が生まれました!」というニュースを聞きました。 そのニュースは天使によって届けられました。そして彼らは、「さあ、ベツレヘムに行って、 主が私たちに知らせてくださったこの出来事を見て来よう。」と出かけて行きました。 そして飼い葉桶に寝ておられる救い主にお会いしました。  第2のグループは東方の博士たちです。彼らは自分たちの国にいる時、ユダヤ人の王様が 生まれるということを星によって知りました。そして長い旅をしてやって来ました。 ユダヤ人の王様ですから、当然、王宮で生まれると思い、王宮にヘロデ王を訪ねました。 ヘロデ王は学者たちを呼び集めて、救い主が生まれる場所を聞きました。「ユダヤのベツレ ヘムです。」そこで博士たちは星に導かれて、救い主がおられる家に着きました。 そして黄金、乳香、没薬という贈り物をして救い主を礼拝しました。

 この2つのグループに共通していることがあります。それは救い主を拝みに出かけて 行ったということです。誰かに強制されて、そのことをしたのではありません。 「救い主が生まれた」という喜びの知らせを聞いた時、彼らは自分の意思で 出かけて行きました。 そのために払わなければならない犠牲があったはずです。羊飼いたちは、羊を野原に残して 出かけた訳でしょうから、狼に羊が食べられるという危険があります。博士たちにしても 遠い地へ旅しなければならないのですから、道中、危険でいっぱいです。費用も随分かかった でしょう。しかし彼らはこの喜びの知らせ、ニュースを聞いた時、自らの意思で出かけて 行きました。

 しかし大切なことは、救い主にお会いして、彼らがどうなったかです。 羊飼いについては次のように書いてあります。「羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部 御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。」 博士たちについてはこうです。

「その星を見て、彼らはこの上もなく喜んだ。そしてその家に 入って、母マリヤとともにおられる幼子を見、ひれ伏して拝んだ。そして、宝の箱をあけて、 黄金、乳香、没薬を贈り物としてささげた。」(マタイの福音書2章10、11節)

 クリスマスにお生まれになられたイエス様は、今も私たちの心の戸をたたき続けておられます。 どうぞ、あなたの心の戸を開いて、あなたの救い主としてイエス様をお迎えして、 クリスマスの本当の喜びをあなたのものとしてくださるように。

我孫子福音キリスト教会 牧師 久保田周太郎    2012年12月

前へ
次へ