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牧師メッセージ、教会員の証

「最初のクリスマス」



「私はこの民全体のための素晴らしい喜びを知らせに来たのです。 きょうダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになりました。 この方こそ主キリストです。 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。 これがあなたがたのためのしるしです。」 新約聖書 ルカの福音書2:10~12

2015年も残すところ僅かとなりました。皆様にとっては、どのような年だったでしょうか。 教会では、救い主の御降誕をお祝いする準備中です。そして今年、我孫子駅前けやきプラザ二階の ふれあいホールで市民クリスマスを行います。どうぞおいで下さい。 ちょうど55年ほど前、私が小学生の時ですが、聾学校から冬休みで帰って来た姉から、 初めてクリスマスのお話を聞きました。ちょうどその年は、元気だった同級生の男の子が 水の事故でなくなり、前年には近所の同級生の女の子が急に病気で亡くなっていました。

姉から聞いた初めてのクリスマスのお話は次のようなものでした。 「聾学校の女性教師が亡くなられ、葬儀があって聾学校の生徒たちは 教会に行ってお話(手話通訳)を聞いた。 亡くなった先生は、もう天の御国にいます。 何故なら、キリストを信じて永遠のいのちを受けているから。 もうすぐ、教会では、この救い主キリストが誕生したことをお祝いするクリスマスです。 皆さんも救い主イエス・キリストを信じて下さい。」このクリスマスのお話を姉から聞いた時は、 理解できないところはありましたが、人は死んで終わりではない、 聖い救い主がおられるのだと心に覚えたことを思い出します。

それから5年後に就職した東京の会社で、クリスチャンや聖書や讃美歌や教会に出会い、 イエス・キリストのことを教えていただくようになり信仰に導かれました。

世界で最初のクリスマスは、聖霊による罪のない神の御子の誕生でしたので、 マリヤと夫のヨセフは信仰を試され困難がありました。 誕生した神の御子キリストは、家畜の餌を入れる飼葉おけに布に包まれて寝ていました。 当時、最も貧しい羊飼いたちが、御使いたちの語る冒頭の御言葉と賛美に導かれて礼拝をしました。 羊飼いたちは、御使いの御言葉の通りだったので、夜道、神を賛美しながら帰りました。 星に導かれて、東方から来た博士たちも礼拝に導かれ、全世界の人々の救い主であることが証されました。 クリスマスは、人間の罪を赦しきよめ、神との平和を実現し、永遠のいのちの道を実現して 下さった神の御子キリストの誕生をお祝いする日です。 あなたも今年、本物のクリスマスを教会でお祝いしませんか。

我孫子福音キリスト教会牧師 田村誠喜 2015年12月

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