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牧師メッセージ、教会員の証

「新しい年の希望」



「なんと幸いなことでしょう。その力が、あなた(主なる神)にあり、その心の中にシオンへの大路 (神への信仰と求道心)のある人は。彼らは涙の谷を過ぎるときも、そこを泉のわく所とします。 初めの雨(荒野の情景を一変させるこの地方独特の秋の雨)もまたそこを祝福でおおいます。」  旧約聖書・詩篇84:5~6

皆様、2017年の新しい年を如何お迎えでしょうか。 色々と困難があっても、その時が来たら、恵みの雨を注いで荒野の情景を一変させて下さる神がともに おられて、皆様の人生を祝福でおおって下さいますようにお祈りします。

ところで私の青年時代の一時期、「ぶら下がり式健康法」というのが流行し、 鉄棒のような器具まで売り出されて大変な人気でした。今はあまり見聞きすることはありません。 ぶら下がるのは健康のために良いのかもしれませんが、鉄棒をしっかり握ってぶら下がると、 しばらくすれば疲れて手は離れてしまいます。 私たちは人生で、困難や誘惑に会っても、歯を食いしばり、自分の力を振り絞って切り抜けることでしょう。 それでも困難や誘惑が長く続いたり、もっと大きな困難や誘惑がやって来た時には、 自分の力だけで乗り切るのは、疲れ果てて倒れてしまうでしょう。

聖書は、私たちが生きているこの社会は、神への不信仰や不正が飛び交うところであるけれども、 この世界と私たちを創造され、今も私たちを思い愛している神は、様々な恵みの祝福を計画し 導いてくださるお方だと語っています。 新しい年、自分の力や決心でぶら下がって頑張る生活から、私たちに祝福を備えて 導き生かしてくださる恵みの神に目を上げて、希望をもって進みましょう。 たとい涙の谷を通ることがあっても、順境の日には気づかなかった神の恵みを知らされ、 自分自身を、神の恵みや優しさの湧き上がる泉に変えていただきましょう。

 「わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。主の御告げ。 それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。」  旧約聖書・エレミヤ29:11

 「神は、私たちが良い行いに歩むように、その良い行いをもあらかじめ備えて下さったのです。」  新約聖書・エペソ2:10

我孫子福音キリスト教会牧師 田村誠喜 2017年1月

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