牧師メッセージ、教会員の証
あふれる神様のいつくしみと恵み
「このように、あなたがたは悪い者であっても、自分の子どもたちには良いものを
与えることを知っているのです。
それならなおのこと、天におられるあなたがたの父は、ご自分に求める者たちに、
良いものを与えてくださらないことがあるでしょうか。」 新約聖書 マタイの福音書7章11節
手稲福音キリスト教会(現在:JECAグレースコミュニティ)で、1980年9月21日に29歳で、受洗してから40年になりました。マタイ7章11節は、私の救いのみことばです。
先日、その母教会のHPを見ていましたら、今年は、創立44周年で創立当時からの4人の教会員の証が動画で載っていました。思わず懐かしくその4人の姉妹の動画を見ました。
グレースコミュニティは、創立当時、手稲駅(札幌市手稲区)近くのベテル英語教室の1室を借りて、礼拝と集会を行っていました。益田(斉藤)静子先生が伝道師の時代です。教会員は20名ほどだったと思います。息子、ふたりはまだ小さくて礼拝中、静かにさせているのに工夫が必要でした。礼拝後は、全員での読書会、ベテル聖研と学びが盛んな教会でした。
1980年9月21日(日)、午前は手稲教会で礼拝をおささげした後、午後の5名の洗礼式は札幌西福音キリスト教会の洗礼槽(バスタブ)を借り、OMFのシュミット宣教師に司式をお願いして行われました。
まず、みんなで洗礼槽へぬるま湯をバケツで運び入れました。救いの証を読んでから、その洗礼槽に足を伸ばして座り、宣教師に仰向けに倒されて、全身を完全に水に沈められ、それから起こされました。水から出た時の感動は今も忘れません。29歳でやっと神様のもとに帰ったのです。神様の子どもとして新しく生まれたのです。息子たちは小学校1年生と2歳でした。普段は、じっとしていない息子たちも洗礼式の間は、おとなしくしていました。
当時一緒に教会生活をしていた4姉妹。それから、40年。
生き生きと証しする姿は、神様に生かされている喜びにあふれていました。
私は、手稲福音キリスト教会の教会員としては、11ヶ月間過ごしました。
その間に、ベテル聖研(箴言の学び)、「『聖書を読む会』を始める学び」を教会全体で行いました。「聖書を読む会」の高橋陽子先生が東京から来てくださって、導いてくださいました。洗礼準備の学びも担当させていただきました。札幌市のキリスト教会合同の「婦人ランチョン」の委員としても2歳の次男を連れて参加しました。たくさんの経験をさせていただきました。
会社の社宅に住んでいましたので、社宅内の方々を「聖書を読む会」にお誘いした時は、夫に怒られましたが、他のことは協力してくれました。益田先生ご夫妻の結婚式では、長男がフラワーボーイをさせていただいたのですが、当日、私が風疹になってしまい、夫が長男を結婚式に連れて行ってくれたこともありました。
救われた喜びの日々を歩ませていただきました。
次に導かれた金沢の教会では、金沢泉野聖書教会で、6年間過ごしました。
息子たちは、毎週教会学校(CS)に集い、聖書のストーリーを学び、みことばを覚え、お祈りができるようになりました。毎年夏休みには、教会に1泊する夏期学校が行われました。楽しい1泊2日でした。最後にみことばの暗唱大会を行うのが慣例になっていました。CS教師の私も一緒に頑張って覚えました。
また、週日の金曜日に、教会学校の分校「金曜学校」を我が家で行いました。牧師夫人が時々手伝ってくださいました。メッセージ、賛美、ゲームなどのプログラムで、毎回10人前後の近所の子どもたちが喜んで集っていました。クリスマスには、本校(教会)のクリスマス会で一緒にお祝いをしました。それから、近所の婦人を誘って「聖書を読む会」のテキストを使って家庭集会を行っていました。みことばの種蒔きの期間でした。
子育て真っ最中の私にとって、最適な場所に神様は置いてくださいました。
♪主の教えを喜びとし、昼も夜もその教えを口ずさむ。
その人は水路のそばに植わった木のようだ。
時が来ると実がなり、その葉は枯れない。
その人は何をしても栄える。♪ (旧約聖書 詩篇1篇2、3節)
その頃、流行っていたみことばの歌です。
その次は、我孫子福音キリスト教会です。
クリスチャンとして歩き始めて、罪のことが分かり始めたのは、洗礼後10年たった頃からです。我が家で、一番罪深いのが私だったから、一番初めに救われたのだと分かったのです。
我孫子でも、CS教師をさせていただきました。(中学科、小学科、幼稚科の担当)ちょうどたくさんの子どもたちがCSに来ている時代でした。ある年のクリスマス会に100人以上の子どもたちが集い、プレゼントのお菓子が足りなくなり、大急ぎでお菓子を買いに行ったこともありました。
また、聖書のことをもっと学びたいという思いが与えられて、お茶の水聖書学院で学ぶことを許されました。信仰の友との交わりも与えてくださいました。
「みことばを宣べ伝えなさい。時が良くても悪くてもしっかりやりなさい。」
新約聖書 テモテへの手紙 第二 4章2節
結婚後、大きな病気をしたことがなかったのですが、2004年から、C型肝炎ウイルスの治療を約2年間行いました。肝炎治療専門の主治医との出会いを与えてくださり、副作用がとても辛かったのですがC型肝炎ウイルスは消えて完治しました。新しいいのちを与えられた思いでした。
昨年は、義母(101歳)に召される数時間前、田村先生の導きで永遠のいのちへの救いを与えてくださり、感謝いたします。葬儀も教会で行うことができました。もともと、教会での葬儀を夫が望んでいたことでしたので、ほんとうに感謝でした。
「主は私の羊飼い。私は乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ いこいのみぎわに伴われます。
主は私のたましいを生き返らせ 御名のゆえに 私を義の道に導かれます。
たとえ 死の陰の谷を歩むとしても 私はわざわいを恐れません。
あなたが ともにおられますから。
あなたのむちとあなたの杖 それが私の慰めです。
私の敵をよそに あなたは私の前に食卓を整え
頭に香油を注いでくださいます。
私の杯は あふれています。
まことに 私のいのちの日の限り
いつくしみと恵みが 私を追って来くるでしょう。
私はいつまでも 主の家に住まいます。」 旧約聖書 詩篇23篇
これからも神様のいつくしみと恵みをいただいて一歩、一歩、地上の歩みを進めていきたいと思います。
我孫子福音キリスト教会員 Y.Y 2020年10月